レッスン理念について
ここでは私自身のバックグラウンドや音楽に対する想いなどを載せています。
お時間のある時にお読みいただけると幸いです。
私はこのホームページ内でご紹介していますが、作曲、楽曲制作、演奏活動な音楽レッスン以外にさまざまな音楽活動をしています。作編曲、ピアノアレンジが得意です。
将来、高校の音楽科や音楽大学入学など目標にされてみえる方は、音楽大学ご出身の先生のもとで習われることをお勧めします。
自身の場合は幼少期から強い音感があったために、家の鍵盤で遊んでいるうちにある程度(学校行事などでクラスの伴奏者として選ばれるぐらい)独学で弾けるようになりました。
小学校高学年〜中学、高校になると、同年代で鍵盤楽器を習っていた友達は、なぜかどんどんと辞めていきました。ピアノは苦痛、厳しいと嘆く人が少なからずいました。その理由を聞くと、手が小さいから。楽譜が読めないから。先生が怖い...昔はよくありました。
楽譜を読めるのが大前提、教本を順番に...そこにこだわってしまうと、どうしても、ごく限られた人だけの楽しみになってしまうところに疑問を感じます。
自身が親になった時には、我が子にどのように音楽を教えていったらいいか深く考えました。そのころリトミック研究センターに出会いました。
リトミックは、スイスの音楽家、エミールジャック・ダルクローズ(1865-1950)によって考案された教育です。黒柳徹子さんの著書「窓際のトットちゃん」にもご本人が体験されたお話が紹介されています。
リズム運動により、精神と肉体との調和と、健全な発達を大切にする教育です。
子どもの気持ちに寄り添い自主性を芽生えさせ一人ひとりを大切にする教育であると同時に身体を動かし、五感を使ってさまざまな音を感じ取り音楽的基礎能力を自然に無理なく、身につけさせることができます。
2000年からリトミック研究センターの指導者会員になり、2003年に教室を開講するに至りました。
開講して20年余り...
おかげさまで今日まで続いております。その中で感じてきたこととして、子どもの音楽力は学年や年齢とはあまり関係ないということ。
他人との比較でなく、素直な気持ちで自分自身と向き合うことで成長へと繋がると実感しています。
音楽能力に関しては、教本や弾いてる曲の難易度が全てではありません。
本人が、実は持っているけれども、表には出てこない(学校の成績などに反映されない)能力があります。
個人の教室であるからこそ、そう言った細かい部分に気づいて、得意な能力を伸ばしていくことができます。
市販されているピアノの本のタイトルには、「誰でも弾ける〇〇」「幼児のための〇〇」みたいなものがありますが、誰でもラクラク...という最新のヒット曲...は読譜力が伴っている方には、それでいいのですが、ピアノで演奏するには#が5つだとか音符もシンコペーションだらけで、これらの曲は、相当の音楽能力が必要です。(本を売ることを目的に作られています)
又、逆にタイトルに幼児のための...と明記されている本で異様に難易度が高かったり、難易度が高い曲が掲載されているにも関わらず、幼児の...と書いてあったり...それだと当然ながら小学生はやりたがりません。
などといったことを見極めて熟慮する必要があります。
平成から令和に時代は移り変わり、さまざまな流れとともに、社会の状況や子ども達を取り巻く環境も大きく変化してきました。
特に2020年には新型コロナウィルスによる感染拡大のため、声を出すことや歌うことを制限されるという...今までに経験のない状況が起こりました。
それにより学校では音楽の授業時間数が削減されました。
人と人がつながりにくくなった今だからこそ、音楽を通して自分自身に向き合う時間はこれまで以上に大切な時間です。
ピアノを奏でる楽しさを感じながら、普段の生活や学業にも良い影響をもたらし音楽を感じる心を大切に音楽が好き、そして自分も好きになれるようサポートさせていただきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。